写真は人権ステージ「はっぴぃまーる」さんの「幸せになるために・・・」と、劇終了後の懇談会より  
 Web版2004.2.22 UP

2004(平成16)年2月

                 長瀬小学校人権・同和教育通信

 三寒四温のくり返しの中で、暖かな日が多くなり、梅便りも聞かれるようになってきまし
た。皆様方にはお元気でお過ごしのことと存じます。最近では、親による児童虐待という何
とも悲惨なニュースが伝えられたり、各地で差別事象も起き、相変わらず人権が大切にされ
ないことが続いています。

 さて、皆様にもご案内いたしましたように長瀬小学校において、1月25日(日)人権学
習授業参観と共に、午後から劇団「はっぴいまーる」さんを招いて人権劇鑑賞会と懇談会
を持ちました。劇「幸せになるために・・・」は、結婚という身近な問題であり、自分の子
どもの将来と重ね合わせて、一人ひとりの人間として見ていくことの大切さを共感させて頂
いた内容でした。裏面にあらすじを載せてありますからご一読ください。


人権劇のご案内のページ

懇談会の意見から

    「自分は差別していない」と言いながら差別する例がよくあるが、自分の場合ど
うするかと考えさせられた。

    自分の家族で将来ありうる問題だが、愛する子どもの結婚を祝福できる親であり
たい。

    差別の現実をあまり実感できていない自分がある。自分の問題として、真に捉え
きれるか・・という良い場を与えてもらった。

    今の人権劇は、いじめや障害者差別が多い。劇を見る側の立場として、狭山(さ
やま)事件について知らない人がいるかも知れない。

    石川さんのことはまだ解決していないし、風化していくことがこわい。知っても
らう第一歩になったのではないかと思う。同和地区の人だけに限らず狭山事件のように
なっては困る。・・・略

人権学習「あっ、また。」というのではなく、楽しく学んでいくことがあっていい
のでは。「みんなが幸せになることって何?」ということからスタートしても良いと思
う。

    人権「分かってる分かってる」というのは役に立たない。最初は「知らない方が
良い」「知らさない方が良い」と思うことがあったが、最近人権学習をするようになり、
正しいことを知らなくては・・・と思うようになった。

    誰かに啓発・教育してもらうのではなく、自分の家族を変えていく時代に・・・
・。

    人生の中のどこかで見聞きしたときに、正しいことは正しい、間違っていること
は間違っていると判断できるためには、きちんとした教育が必要であると思う。

    父親役の考え方に対して、どう対していくかが我々の今後の課題。

載せきれないほどたくさんのご意見をいただきました。寒く天候の良くない日でしたが、多くの
方の参加をいただきありがとうございました。

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