令和７年最後の読み聞かせでした。１，４年が学年閉鎖をしているため、５，６年生に読み聞かせをしていただきました。久しぶりの読み聞かせで子どもたちは絵本をしっかり見ながら、読んでくれる声に耳を傾けて集中していました。絵本は、いくつになっても読んでいろいろなことを考えられます。ことばが少なめであることがかえって想像力をかき立てます。いろいろ思いを巡らせている表情をしている子が多かったです。

　５年生は５月の田植え、９月の稲刈りを体験させていただきました。できたお米は調理実習で炊いて食べ、稲刈りの様子を図工で絵にして美術展で展示するなど、合科的な学習につなげることができました。今回はしめ縄作りに取り組みました。乾かしたわらを編み、しめ縄を協力して編むことを教えていただき、「とても上手！」と褒めていただきました。地域の皆さんとのふれあいも多くなり、安心して学習に臨めているのもありがたいです。

　２年生は「おもちゃランド」を開催しました。１年生との交流を経て、今日は蔵持こども園の年長さんをお迎えして、一緒に楽しみました。自分たちが工夫したおもちゃを各ブースに用意して、説明したり誘導したり、こども園の友だちが楽しめるようにエスコートしていました。開会式・閉会式も一人一役で練習をして、しっかり話していました。

人権学習として、藤本佐利さんにお越しいただき、歌を聴かせてもらったり４コマ漫画を見せていただいたりしながら、人とつながることについてお話をしていただきました。「一人ぼっちと感じたことがあるか」「だれかをいじめてしまったなと思うことはあるか」など、いろいろな視点の問いかけにみんな素直に答えて反応していました。その時のことをそれぞれが思い出し、どんなふうになかまと接するとよいのか、今までの自分はどうだったか、など考えることができました。校外から来ていただくゲストティーチャーは多種多様で、子どもたちの心に響くお話をしていただきます。教職員も共に学んでいます。

現在、人権週間です。各校から人権作文や人権ポスター、人権標語が選出され、１２月７日（日）のふれ愛コンサートの際に表彰もされました。ポスターや入賞標語は、市役所ロビーに展示されています。友だちとのつながりを大切にしたい、という気持ちのあふれた作品がたくさんありました。

　伝記を読んで対象の人物の半生をとらえ、その生き方から考えることや自分の生き方と比較することを学んでいます。心に残る文章から読み取った内容や感じ方は一人ひとり違うので、タブレットを使ってKJ法で互いの意見を交流し合う授業でした。同じ文章に対してそれぞれ感じたことを表すことばが違い、そこから新たな表現をつかみ、自分の引き出しを増やしていくことができます。小グループで活発に話し合い、それぞれの児童が語彙を増やしていけるよう工夫しています。

PTA広報・厚生・教養部の皆さんにご準備いただき、講演会を開くことができました。「ちめいど」の雄介さんをお招きして、歌とお話を聴かせていただき、コンサートに参加しました。「みんな主人公」「命を大切に」「生きていることの意味を考えて」と多くのメッセージをいただきました。1曲目から手拍子が自然と生まれてきて、体育館全体で一体感を感じられるすてきな時間でした。一期一会ということばをしみじみと感じました。子どもたちは素直に「楽しかった！」と感想を口々に言っており、よい時間を過ごせたことがよく伝わりました。

2学期の参観は、各学年の人権学習の様子を見ていただきました。たくさんの保護者様にご来校いただき、ありがとうございました。学年で取り組んでいる内容で、人権を大切にすること、なかまと意見をしっかり言い合えることなどを考えました。特に、6年生は、先日代表者が桔梗が丘中学校区の「部落問題を考える小学生のつどい」に参加し、その内容を還流した後の学習です。各自がこれからの行動目標を示し、みんなの前で発表している様子が頼もしかったです。

　校内美術展を実施しています。明日までとなっていますので、ぜひ見に来てください。全員の作品を特別教室や廊下に掲示しており、学年ごとに見学時間を工夫しています。市民センター祭や市小中美術展から返却されてきた作品も展示しています。

　11月29日（土）、30日（日）に桔梗東小を会場に行われたこの展覧会は天候がよく、多くの観覧者が訪れたようです。各校から作品が出されていました。本校も各学年数点を出品して、すてきな作品がいっぱいありました。返却された作品を、校内美術展で展示しています。