火縄の使い道&
作っている人の気持ち
 現在、火縄は主に大晦日の京都八坂神社のおけら火用として使
用されています。八坂神社の祇園祭の始まりは、病気がはやって
ぎおんさんにお願いしたのが始まりで、このありがたい神様に火
をもらったらえんぎがいいということで、火縄が使われるように
なりました。
 また、一部、火縄銃を使用するイベントや火を使う祭事用とし
て用いられています。
 昔は、火縄に移した火をかまどで炊く火やタバコ火にも使って
いました。
使い道
作っている人の気持ち
 小波田(おばた)で、火縄を作っている岩崎さんは、昭和23
年から55年間作り続けています。岩崎さんは、昔から親が作っ
ていたので、誰からも教えてもらわずに自分で自然に作れたそう
です。小波田では、岩崎さんの他に4人、火縄を作っています。
上手な人でも1日に20束〜30束くらいしか作れないそうです
。1日に30束作ることができる時は、徹夜をして作った時や、
編むのを手伝ってもらった時だそうです。これからも伝統文化を
絶やさないようにがんばってほしいです。