きり

きりは、たんすにも使われています。二段がさねの

「さおだんす」といいます。

きりの木はたいへん軽く、くるいが少ないので、持ち運びやひき出しの出し入れがらくだそうです。 その上、きりの板は、木目(もくめ)が美しいので、たんすのざいりょうにはもってこいだそうです。 また、きりの木は、火事にあったときでも、水をかけると、その水をすばやくすいこむので、もえにくくなるそうです。そのため、たんすのおもてがわがこげただけで、中の服はもえなかったということがよくあるそうです。 そして、空気がしめってくると、板の目がつまってすき間がなくなり、外からのしめった空気を中に入らないそうです。はんたいに、空気がかわいてくると、板の目にすき間ができ、外のかわいた空気を中に入れるそうです。だから、きりたんすは、しめりけをふせぐことができるみたいです。

なぜたんすにするのか